【施工事例】一宮市の介護施設でR型受信機を備えた消防設備点検を実施|消防設備士による専門点検で入居者様の安全を守ります

株式会社大井ぐるーぷでは、愛知県一宮市の介護施設において、消防法に基づく消防設備点検を実施いたしました。 今回点検を実施した施設には、R型自動火災報知設備受信機(アドレス方式)が設置されていました。

一宮市の介護施設に設置されたR型自動火災報知設備受信機の法定点検

 

介護施設は、高齢者や身体の不自由な方など、自力避難が困難な利用者様が生活される建物です。そのため、火災を「いかに早く発見し、どこで発生したかを正確に把握するか」が人命を守るうえで極めて重要になります。

消防設備は設置されているだけでは意味がありません。火災発生時に確実に機能する状態を維持するためには、消防法に基づく定期点検と適切な維持管理が不可欠です。  

一宮市の介護施設で消防設備点検が重要な理由

介護施設では昼夜を問わず利用者様が生活しています。

火災が発生した場合、一般的なオフィスや店舗のように全員が自力で迅速に避難できるとは限りません。車椅子利用者様、寝たきりの方、認知症の方など、職員による避難介助が必要となるケースが多くあります。

だからこそ、火災をできるだけ早く感知し、正確な場所を職員へ伝え、避難誘導や初期消火を迅速に開始できる消防設備が必要になります。

今回点検したR型受信機は、その役割を担う建物の「防災センター」ともいえる重要設備です。

 

 R型受信機の火災表示・アドレス表示を確認する消防設備点検

R型受信機とは?P型受信機との違い

R型受信機とは、アドレス方式を採用した自動火災報知設備の受信機です。

一般的なP型受信機では、「1階東」「2階西」といった回線単位で火災を表示します。一方、R型受信機では各感知器・発信機・入力モジュールなどに固有のアドレス番号が設定されており、火災発生箇所を個別に特定できます。

例えば、「2階居室205 煙感知器」「浴室前 発信機」「厨房 熱感知器」といったように、受信機の液晶画面へ具体的な設置場所が表示されます。

この高い識別性能により、職員は火災発生場所を迅速に把握し、避難誘導・初期消火・消防隊への情報提供を正確に行うことができます。

R型受信機の通信方式

R型受信機では、多重伝送方式(アドレス方式)が採用されています。

一本の信号線に複数の感知器や発信機が接続され、それぞれが個別のアドレスを持つことで、配線本数を削減しながら多数の機器を監視できます。

建物規模が大きい介護施設や病院では数百から数千台の感知器が設置されることもあり、この方式によって効率的な監視と保守管理が可能になります。

今回実施した消防設備点検

① R型受信機総合点検

  • 主電源確認
  • 予備電源(蓄電池)点検
  • 液晶表示確認
  • 表示灯確認
  • ブザー確認
  • 断線監視機能
  • 地絡監視機能
  • 履歴確認
  • 異常表示確認
  • 火災表示確認
  • 復旧操作確認

受信機内部の自己診断機能だけでは判断できない部分についても、消防設備士が実際に操作を行い、設備の健全性を確認しました。

② 感知器加煙・加熱試験

煙感知器には専用加煙試験器、熱感知器には加熱試験器を使用し、実際に火災信号を発報させました。

試験では、感知器が正常に作動するだけではなく、受信機へ正確なアドレス情報が送信されることも確認しています。

③ 発信機点検

非常時に職員が操作する発信機についても動作確認を行いました。

押しボタン操作後、受信機への火災信号伝送、地区音響装置、非常放送設備との連動を一連の流れで確認しています。

④ 地区音響・非常放送設備

介護施設では警報設備が避難開始の合図となります。

ベルやサイレンが正常に鳴動するか、非常放送設備が自動起動するか、音量や聞き取りやすさに問題がないかを確認しました。

⑤ 予備電源点検

停電時でも消防設備は監視を継続しなければなりません。

そのため受信機内蔵蓄電池の電圧・容量・充電状態を測定し、基準値を満たしていることを確認しました。

 

一宮市の介護施設で消防設備士がR型受信機の消防設備点検を実施

消防設備点検で実際によく見つかる不具合

消防設備は普段動作する機会が少ないため、点検時に初めて不具合が発見されるケースも少なくありません。

  • 受信機予備電源(蓄電池)の劣化
  • 感知器の経年劣化による感度低下
  • 発信機接点不良
  • ベル・地区音響装置の鳴動不良
  • 配線断線
  • 絶縁不良(地絡)
  • 表示内容の設定不一致
  • アドレス機器の通信異常

これらの不具合は受信機が正常表示でも発生している場合があります。そのため消防設備士による実作動点検が欠かせません。

 

一宮市の介護施設でR型受信機内部の基板・配線・端子を点検する消防設備士による消防設備点検

介護施設だからこそ求められる「確実に作動する消防設備」

介護施設では「避難時間」が一般建物より長くなります。

火災を30秒早く発見できるだけで、避難誘導や初期消火に大きな差が生まれます。

R型受信機によって火災発生場所を正確に把握できれば、職員は迷うことなく現場へ向かい、利用者様の安全確保を優先した行動が可能になります。

消防設備は「事故が起きてから」ではなく、「事故を未然に防ぐため」の設備です。だからこそ、法定点検を確実に実施し、常に万全の状態を維持することが重要です。

一宮市の介護施設でR型受信機を備えた自動火災報知設備の消防設備点検施工事例|株式会社大井ぐるーぷ

一宮市で介護施設の消防設備点検なら株式会社大井ぐるーぷへ

株式会社大井ぐるーぷでは、一宮市をはじめ愛知県・岐阜県全域で消防設備点検、防火対象物点検、防火設備定期検査、建築設備定期検査、消防設備改修工事までワンストップで対応しております。

介護施設・老人ホーム・グループホーム・病院・工場・商業施設など、建物用途に応じた最適な点検計画をご提案し、有資格者が責任を持って点検を実施いたします。

消防設備は「何も起きなかった」という当たり前の日常を支える大切な設備です。法定点検や設備更新をご検討の際は、ぜひ株式会社大井ぐるーぷまでお気軽にご相談ください。